ダンテの成長日記
2009年3月1日に誕生したボストンテリア♂「ダンテ」の成長日記です。ダンテの飼い主の成長日記という側面も…。
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
(まだまだ!)よいこ文庫の推薦本
いったいどれだけ犬関連の本を読めば気が済むねん!とツッコまれそうですが、読みますとも!:)
だって、面白いんだもーん。w
大阪に行く前日に買って、新幹線の中で読んだ本です。おっと、その前に正直に言いますと、この本と滝川クリステルさんの「恋する理由 私の好きなパリジェンヌの生き方」なんていう本も読んじゃいました。きゃー!あはは!w いろいろ読む訳ですよ、いろいろ!w 食わず嫌いはダメですよ。そこ!きしょいとか言うな!!w
で、本命の本は↓こちらです。
INUという伝説のロックバンドをやってた町田康さんが上梓された現代版「我が輩は猫である」ですね。
スピンク(スタンダード・プードル)というブリーダーの所の「売れ残り」を譲渡され迎え入れるところから始まります。ただ、普通のエッセイ本と違うのは完全に犬目線の本なんです。飼い主を「主人・ポチ」と呼び、日々の暮らしの中で思う犬の気持ちやちょっぴり哲学的な側面を描き出すというなんとも面白い作品です。いろいろワンコ関連の本を読んできましたが、まだまだ描く切り口ってあるんだなぁと関心してしまいます。
というよりも町田さんの文才に脱帽です。本当にスピンクがパチパチとPCに原稿を打っているような感じがしてならないほど、リズミカルでワンコ目線に徹した表現力が秀逸で、はじめはクスクス、そのうちにゲラゲラと笑ってしまうほどウケます。もちろん新幹線のなかでニヤッと笑ったり、声を出して笑ったりもしました。(最近、ヘッドホンで音楽を聴いているヒトが多くてこういう時は助かります…。)
特にスピンクが主人・ポチを表現する方法が秀逸。
「つまり主人・ポチは今世で初めて人間になったのであり、いまだ、犬であった前世の佇まいを多く残しており、だからオーラが犬なのです。そういえば、主人・ポチは、犬の私から見ても犬っぽい人です。ご飯など、かきこむようにしてあっという間に食べてしまうし、寝付きも寝起きもいいし、知らない人にはガウガウ吠えます。その割にはお人好しで、いつも人にだまされます。私などから見ると、少し間抜けな犬、そのものです。」
そして、最後には忠犬となるか、名犬となるか迷うスピンクが描かれているのですが…。
「私は、凡人、と言いたいところですが、凡人よりやや下の愚人であるポチと一緒に駄犬として、どうやら行きて死ぬようです。まあ、楽しいのでいいですけど。ウヒャヒャ。なんついながら私たちの毎日は、続いているのです。いまアオサギが飛んできて池の鯉を食べようとしています。それを見て、ポチが、うわっうわっと言っています。そんな様を眺めつつ私はいま、幸せです。」
と締めくくられています。基本、上から目線のスピンクなのですが、こうした普通の暮らしのなかに「主人・ポチ」との一瞬が切り取られ、犬目線で表現されるとそこがまたホロリとさせられるのであります。
この一冊には町田さんの愛がたくさん詰まっています。
こんな目線でダンテも自分のことを観察しているのかな?なんて想像するとクスクス笑えてきますよね。普段、一緒に暮らしているワンコたちのちょっとニヒルで賢い目線を知りたいヒトはぜひ、読んでみてください。笑えます。そして、ホッコリと幸せになります。
だって、面白いんだもーん。w
大阪に行く前日に買って、新幹線の中で読んだ本です。おっと、その前に正直に言いますと、この本と滝川クリステルさんの「恋する理由 私の好きなパリジェンヌの生き方」なんていう本も読んじゃいました。きゃー!あはは!w いろいろ読む訳ですよ、いろいろ!w 食わず嫌いはダメですよ。そこ!きしょいとか言うな!!w
![]() | 恋する理由 私の好きなパリジェンヌの生き方 (2011/04/15) 滝川 クリステル 商品詳細を見る |
で、本命の本は↓こちらです。
![]() | スピンク日記 (2011/02/25) 町田 康 商品詳細を見る |
INUという伝説のロックバンドをやってた町田康さんが上梓された現代版「我が輩は猫である」ですね。
スピンク(スタンダード・プードル)というブリーダーの所の「売れ残り」を譲渡され迎え入れるところから始まります。ただ、普通のエッセイ本と違うのは完全に犬目線の本なんです。飼い主を「主人・ポチ」と呼び、日々の暮らしの中で思う犬の気持ちやちょっぴり哲学的な側面を描き出すというなんとも面白い作品です。いろいろワンコ関連の本を読んできましたが、まだまだ描く切り口ってあるんだなぁと関心してしまいます。
というよりも町田さんの文才に脱帽です。本当にスピンクがパチパチとPCに原稿を打っているような感じがしてならないほど、リズミカルでワンコ目線に徹した表現力が秀逸で、はじめはクスクス、そのうちにゲラゲラと笑ってしまうほどウケます。もちろん新幹線のなかでニヤッと笑ったり、声を出して笑ったりもしました。(最近、ヘッドホンで音楽を聴いているヒトが多くてこういう時は助かります…。)
特にスピンクが主人・ポチを表現する方法が秀逸。
「つまり主人・ポチは今世で初めて人間になったのであり、いまだ、犬であった前世の佇まいを多く残しており、だからオーラが犬なのです。そういえば、主人・ポチは、犬の私から見ても犬っぽい人です。ご飯など、かきこむようにしてあっという間に食べてしまうし、寝付きも寝起きもいいし、知らない人にはガウガウ吠えます。その割にはお人好しで、いつも人にだまされます。私などから見ると、少し間抜けな犬、そのものです。」
そして、最後には忠犬となるか、名犬となるか迷うスピンクが描かれているのですが…。
「私は、凡人、と言いたいところですが、凡人よりやや下の愚人であるポチと一緒に駄犬として、どうやら行きて死ぬようです。まあ、楽しいのでいいですけど。ウヒャヒャ。なんついながら私たちの毎日は、続いているのです。いまアオサギが飛んできて池の鯉を食べようとしています。それを見て、ポチが、うわっうわっと言っています。そんな様を眺めつつ私はいま、幸せです。」
と締めくくられています。基本、上から目線のスピンクなのですが、こうした普通の暮らしのなかに「主人・ポチ」との一瞬が切り取られ、犬目線で表現されるとそこがまたホロリとさせられるのであります。
この一冊には町田さんの愛がたくさん詰まっています。
こんな目線でダンテも自分のことを観察しているのかな?なんて想像するとクスクス笑えてきますよね。普段、一緒に暮らしているワンコたちのちょっとニヒルで賢い目線を知りたいヒトはぜひ、読んでみてください。笑えます。そして、ホッコリと幸せになります。
スポンサーサイト
| ホーム |